モルドバ共和国出身の友人。モルドバはワインの産地
モルドバ共和国って知っていますか?東欧の国から日本へ
最近、とある事情で外人のおじさんと友達になりました。どこの国から来たのかと尋ねるとモルドバと言っています。
正直、モルドバって、何処?と言う感じで、大半 の日本人は知らないと思います。私自身も海外旅行など結構多く行っていますが、聞いたこともありませんでした。
そこで、モルドバ共和国について、紹介したいと思います。
1.モルドバ共和国の場所
モルドバ共和国は、東欧に位置して西はルーマニア、北と東、南はウクライナに囲まれています。
地図を見てもらえれば分かると思いますが、海がありません。従って、酪農が多いと聞いています。国の大きさも33,843平米と言う事で九州と同じぐらいの大きさです。
もちろん日本からのフライトは直行便が無いので、友人はトルコ経由でモルドバに行くようです。もちろん、異なる行き方もあるようですが、トルコ経由が一番安く行けるようですが19時間ぐらいかかるそうです。直行便がないと遠いですね。
2.歴史
1991年ソビエト連邦から独立した国となります。隣国のウクライナも1991年にソビエト連邦から独立しているので、同じ時期なんでしょうね。
(何故、ウクライナを知っていてモルドバを知らないのかなあと思っていたら、チェルノブイリ原発でウクライナの事は知っているのですね。)
友人は、ソビエト連邦時代の若い頃、軍人としてアフガニスタンにも従軍していたようで、今でも足には弾丸が突き抜けた傷がありました。
こんな話を聞くと、日本が平和なのは、いい事ですね。
3.言語
元々、ソビエト連邦だった為、ロシア語と隣国のルーマニア語は話す事は、みんな出来るそうです。友人は、それ以外に英語と日本語の合計4カ国語を話します。頭いいですよね。
見た目は、ロシア人の様に彫りが深い顔付きで、日本人から見ると少々怖い感じがしますが、友人は優しく日本語も流暢に話す事が出来ます。どうやって日本語を覚えたのか聞くと、仕事をして覚えたと言う事で、特に日本語学校も行っていないとの事です。
これを聞くと、日本の英語教育は、間違っているのではないかと思ってしまいます。私なんか、結構英語を勉強していますが、全然話す事ができません。
4.特産品
これは一押しでワインのようです。日本では、あまり聞いた事がありません。私がワインに詳しくないだけかもしれませんが。ワインのぶどうの生産に適しているのでしょうね。
本当かどうか分かりませんが、ロシアのプーチン大統領専用のワインセラーがモルドバにはあるようです。それぐらい美味しいワインを作っているそうです。
私も飲ませて頂いたのですが、美味しいと思います。今度、酒屋さんでワインを見たら、モルドバ産を探してみて下さい。値段は、ネットで見ると1650円で出ていました。ワインをまったく分からないので高いのか安いのか分かりませんが。。。
5.物価
ヨーロッパの最貧国と言われているようです。やはり大国に挟まれており、海も無いので産業が限られているようです。なので、物価は非常に安いそうです。
本人曰く、物価が安いのはいいが、仕事が少ないようで、モルドバ以外の国に出てしまうそうです。
通貨はレウと言う単位で1レウ(MDL)=6.08円(本日のレート)です。ビール1缶が12MDLなので、73円ぐらいですね。日本では240円ぐらいだと思いますので、単純計算で1/3ぐらいの物価だと思います。
ただ、独自通貨なので、両替したらモルドバ以外で使うところがありません。日本円に戻す場所も限られていると思いますし、手数料を考えると、両替したMDLは現地で使い切るしかありませんね。
6.モルドバ人の気質
私の友人だけかもしれませんが一言で言えば、おおらかです。細かい事は気にしません。また、見た目は顔の彫りが深いので、少々怖い顔をしていますが、優しいです。(ロシア人の方も顔の彫りが深いので、日本人から見ると、怖い顔ですよね)
ただ、反面、時間にアバウトな所があると思います。日本人は時間に厳しいだけかもしれませんが、日本人から比べると時間がゆっくり動いている感じがします。
7.まとめ
モルドバの方と友達になり、みんなにモルドバの事を少しでも知ってもらおうと思っています。
外務省の資料によると、日本にいるモルドバ人は1,700名のようです。なかなか出会うチャンスは無いかもしれませんね。
日本から遠い国ですが、ワインも美味しく、物価も安い国です。もちろん日本からの旅行ツアーもありませんが、是非モルドバと言う国と特産のワインだけでも覚えて頂けたら、嬉しいです。