外資系で働くのは厳しいようです。ただ腕だけで、のし上がる事は可能
外資系で働くのは厳しいようです。ただ腕だけで、のし上がる事は可能
今日、懐かしい人から電話がありました。先日、不在着信があったのですが、電話帳に登録していなかったので、誰かなと思いつつも、面倒なのでスルーしていました。
すると今日、お電話を頂きました。
電話をかけてきた人
今から4年ぐらい前に知り合ったのですが、その人は外資系IT会社に勤めている方です。
出会いは、私がある商品を探していて、その方の勤める会社に連絡した事が、最初の出会いです。
その後、何人か当社に来てもらい、商品説明を受けたり、何度もデモを見せてもらったり、ムリを言ったりして、非常にお世話になった方です。
初対面の時は、私より少し年上で、話も上手で仕事の進め方がすばらしいなあと思いました。相当、場数を踏んでいる事も分かりました。
帰られた後、名刺をよく確認すると、「カントリーマネージャー」と役職が書かれていました。
最初は、う~ん外資はよく分からない役職名を付けるなあ、でもこの人できるなあと思いました。
カントリーマネージャーとは、外資系IT企業でよく使う役職名ですが、これは日本の事業所長もしくは日本支社長ぐらいの役職です。日本法人があれば社長と名乗るのですが、そこまで大きくないスタートアップ系の会社では、日本の責任者にはこの役職名を付けます。
結局、この方の会社の製品は採用しなかったのですが、仲良くなり、事あると連絡があるようになりました。まあ、情報収集なのですが。
また会社が変わっていた
最初、出会ってから4年。ここ2年間ぐらいは、ご無沙汰していました。
この方も会社を変わるという事で、挨拶のお電話があり、その時に情報交換したのが最後です。
そして、電話で会話すると、会社が変わったという事です。
私より少し年上で、こんなにコロコロ会社が変わるなんて、すごいと思いました。
日系企業に勤めていると、まだ終身雇用で多くの人は一つの会社に定年まで勤める方が多いのではないでしょうか?
しかし、外資はコロコロ会社を異動して、ステップアップするのが王道です。外資の会社と付き合いが多いのですが、2年ぐらいで多くの人が会社を変わっています。
そして、一部の人は、また元の会社に戻るというケースもあり、外資の人の中では「外資村」と呼ばれているようです。
多くの人は、この村の中でグルグルするようです。
ハイリスク・ハイリターンの世界
エンジニアはインセンティブ部分が少ないと多くの外資の方は言っていますが、営業職はハイリスク・ハイリターンの世界です。
私は聞いた中では、基本は3割で、7割がインセンティブと言っていました。例えば30万は必ず給与が出ますが、成績が良いと+70万が毎月出るようです。
(実際は、もっともらっていると思いますが、計算しやすいようにこの例えにしました。)
外資の人で、できる人かできない人かを見分けるコツがありまして、非常に簡単ですができる人は高い靴を履いています。概ねこれで分かります。
靴で分からない場合は、スーツでも分かります。私が着るような、吊るしのスーツではないような生地なので、すぐに分かります。
やはり、ハイリターンなので、できる人はお金があると思うので、洋服にもお金をかけています。
ただ、いい事だけではありません。
今日、聞いた話ですが、成績至上主義なので、外人のボスに急に「さよなら」と言われるそうです。昨日まで、普通に仕事をやっているのに、1か月後には来なくていいと言われるそうです。
なので鼻が利く人は、その前に次の会社を見つけて、自分からさよならをするようです。
日系の会社に勤める者にしてみると、文化が違うなあと思います。
魅力は腕だけでのし上がれる
営業職であれば、成績次第で私から見ると、青天井の給料が出ます。
エンジニアであれば最近はお客様評価も成績に反映されるそうで、日系企業からすると、すばらしいサラリーをもらう事が可能です。
職種はいろいろありますが、全て自分の腕でのし上がる事が可能です。
日系企業では、年功序列という安全はあるものの、ビックチャンスはありません。そこが外資の醍醐味ではないでしょうか?
まとめ
今日、電話で会話した方は、知り合ってから、2度転職をされたようで、やはりステップアップしているとの事です。
私も若い時に、何度も外資に行こうと思った事があります。やはり腕だけでのし上がる事ができるのは魅力がありました。
最終的には、タイミングが合わなく行きませんでした。気づいたら老兵になり使い物になりませんが、終身雇用制度が崩壊している現在なら、外資に転職するのもいいのではないでしょうか?
私の後輩も何人か外資に移り、大成功しています。