ケッタマシーンって、知っていますか？未来の機械?

私は名古屋出身で、18歳まで名古屋に住んでいました。

名古屋の人は誰でも知っていますが、ケッタマシーンって知っていますか？

この前、テレビでやっていたので、知っている人も多いかもしれませんが、これは何だと思いますか？

ケッタマシーンって、実は自転車の事を指します。愛知県全体で、一般的に自転車の事をケッタマシーンって言います。

全国的に言う、「ママチャリ」や「ロードサイクル」のような高価な自転車も、ケッタマシーンと言います。

私が小さい頃は、「ケッタ・マシーンに乗って、行こう!!」とか、「ケッタは、ここに置いて行こう」とか良く言っていました。

逆にケッタマシーンを知らない人は、名古屋の人ではありませんね。

ちなみに、私の甥っ子もケッタマシーンと言っているので、今の若い子でも言います。

私の母も名古屋出身ですが、母の頃はケッタマシーンと言わなかったようです。なので、ここ数十年でケッタマシーンと言うようになったと思います。

確かに昭和の時代に、「マシーン」なんて横文字は使わないですよね。ちなみに父は神奈川出身なので、全く知らなかったようです。私たち子どもが、父に教えました。

所説あるようですが、私が小さい時に聞いた話では、「自転車のペダルを蹴ったくる」から来たと聞きました。

19歳になる歳に、関東に行ったのですが、名古屋弁が抜けなく、笑われた事が幾度もありました。

関西の人は、関西弁のままで関東で話をしても、「あ、関西の人ね」と言う感じで、お笑い芸人のようで、人気者になれますが、名古屋弁はそうではありません。

年頃であれば、本当に恥ずかしい思いをしましたので、紹介したいと思います。

えらいと言えば、すごい人や上司を指すと思いますが、名古屋では「疲れた」事を意味します。

友人と遊びに行って、「えらい。すごいえらい」と私が言って、友人が困惑して事を覚えています。

標準語で「寒い」事を指します。すごく寒い事を「あー、さぶさぶ」と名古屋では言いますが、分からないですよね

標準語で「熱い」事を指します。結婚したての頃、やかんでお湯を沸かしている時に、「ちんちん」になっていると言って、妻に笑われた事がありました。

この頃は、名古屋を出て、何年も経過しているのに、まだまだ気づかないうちに、名古屋弁が出ていました。

これは、今でも気づかないところで出ていると思うのですが、「一番最後」の事を指します。

徒競走などで一番最後の人はドベと言いますが、分からないですよね

こちらも、今でも出るのですが、「捨てる」と言う意味です。イメージ的に分かるかもしれませんが、他の地域では「ほーる」とも言いますね。

名古屋弁には、他の地域ではまったく意味不明な言葉があります。若い頃は必至で、名古屋弁を標準語に直しました。みんなにバカにされて、恥ずかしくて、恥ずかしくて。

特に、彼女が欲しかった若かりし頃は、自分が話す言葉ひとつひとつをチェックしながら話をしていました。今も出続ける名古屋弁ですが、ケッタマシーンを始め、いい思い出になっています。

Alexの一人暮らし