富山の外食産業の不思議
富山の外食産業は、長く続かないようです
富山に引っ越しをして、2か月以上経過しました。引っ越しをする前は、年に10回以上は、出張で富山を訪れていました。
出張してくると、仲間が車を出してくれて、いろいろ街中を案内してくれたり、休日には観光に連れて行ってくれました。
そこで、最近気づいた事がありますので、その内容を共有したいと思います。
富山の外食産業
大都市と違い、富山駅を除き、外食産業は国道などの幹線道路沿いにあります。関東では、幹線道路と言うよりは、駅前に外食産業が多いと思います。
これは、大都市は電車で移動して、地方都市は基本的には車で移動するからだと思います。
大きい幹線道路沿いには、何十台も停めれる駐車場完備の飲食店が並んでいます。関東と異なり、駐車場渋滞もありません。これが一番いいです。
富山にはファミレスが少ない
富山県にガストは20件しかありません。 新潟県は52件、長野県も54件です。石川県も少なく11件です。
デニーズに関しては、富山県は0件と言う数字です。関東や関西であれば、結構すぐに見つかる感じがしますが、余り見かけません。
家族連れであれば、ファミレスは非常に便利いいですよね。家族で食べたいものが分かれた場合、ファミレスに行けば、どうにかなると思いますし。
席もゆったりしているので、くつろぐ事ができます。また、子供が小さい頃は、少し騒いでも大丈夫かなと思います。ドリンクバーも注文すれば、完璧です。
他に美味しいお店が多いせいか、ファミレスを余り見かけません。
長年営業しているお店は少数派。2-3年で店が変わります
これが一番不思議ですが、2~3年で店が変わってしまいます。出張で富山に来た時に、連れて行って頂いたお店がコロコロと変わっています。
無くなったお店は、決して味が悪かったとか、接客が悪いとか、悪いイメージがありません。私が行った時は、そこそこお客さんもいたと思います。
しかし、5年以上営業しているお店は少ないのではないかと思います。
本当に不思議です。
閉店する理由は地域性のようです
この私の不思議だなと思う疑問を富山の地元人とディスカションしました。そこには地域性があるようです。
1.富山は娯楽が少ないけど、一度経験すればOK
地方都市は、富山と同じだと思いますが、娯楽が少ないです。なので、どこかに新しい店が出来たと聞くと、わざわざ遠くまで家族で食事に出かけるようです。
しかし、一回行くと満足し、リピータとして何度も足を運ぶ事は少ないようです。確かに家族で何度も同じ店って、行きませんね。
便利なファミレスは、何度も行くケースがあると思いますが、それ以外のお店は、なかなかリピートしないようです。
関東に住んでいた時は、一度行って満足すると、「また行こうね」となって、何度かリピートするケースがありましたが、富山の人はなかなリピートしないようです。
2.堅実の県民性
有名な話ですが、富山は持ち家率が非常に高いです。20代で家を購入して、40代でほとんどの人がローン完済しています。
私も同じですが、30年もしくは35年の長期間のローンを組んでやっと家を購入すると思います。しかし、富山の人は20年ぐらいでローンを組んでいる人が多いです。
土地の価格が関東に比べて、断然安価なので出来ると思いますが、20代で多くの人が家を購入するのは、すごいと思います。
また、女性もよく働きます。共働きの家庭も多いです。近年は女性が出産して、職場復帰する為の環境が以前よりは整っているので、共働きがしやすくなっていると思いますが、自分の親世代も共働きと言っている家庭が多いと思います。
二人で働いて、しっかり預貯金して、ローンも短期へ返済と言う家庭が多いのが富山県です。
(私とディスカッションした限りなので、間違っているかもしれません)
この様な地域性があるから、外食産業は長く続かないのでは、ないかと思っています。
まとめ
富山はこれらの地域性で外食産業のお店は、コロコロ変わるように思えます。少し残念のような気がしますが、富山で外食産業を営むのは、本当に難しいと思います。
しかし、長く営業しているお店は、本当に美味しいお店が多いです。
皆さんの地域も少し違う目で見てみると、いろいろな不思議があると思います。