日常作業のミスを撲滅する、私の方法
作業ミスを撲滅する、私の方法
最近、私の周りでルーティン作業におけるミスが多く発生しています。その度に上司やお客様に怒られているのを目にしています。
今の私の仕事は、ルーティンと呼ばれる業務はありませんが、私の備忘録として記事にしたいと思います。
今までの経験
今から、7年も前の話ですが、ルーティン作業が多い業務に携わる事になりました。
今まで、そのような作業に携わった事が無かったのですが、何故かその業務に任命されました。
最初は、このような作業をやる事が、凄くイヤで何で私が任命されたのか、意味不明でした。
その作業の一員として、中に入ってみると、作業ミスは多いですし、作業ミスがあっても、何が問題なのか根本原因を誰も考え無い状況で、改善だらけの部署です。
本当に私で出来るのか不安な毎日でした。
作業ミスの原因
ルーティン作業のミスの原因を考えていくと、大きく2種類に分類できます。(私の経験です。また、ルーティン作業の場合に限ると思います。)
- 慣れによるうっかりミス
- 手順にそもそも問題がある
私の携わった作業は、この2つに分類できました。これ以外に無いか、過去の作業ミスを調べたり、Web上でも調べましたが、概ねこの2つに分類できます。
慣れによるうっかりミス
このうっかりミスを失くす事は非常に難しいです。その作業をしている人は、意識していない所でミスが発生しています。
もちろん作業者は、意識していれば、作業ミスは無くなります。もし意識していて、作業ミスが発生したのであれば、故意になりますので、そんな事をする人は誰もいません。(誰もいないハズなんですが)
もちろん、ルーティン作業なので、作業手順も明確になっています。普通であれば、作業手順書となっており、これに従えば、問題なく作業は終わるハズです。
しかし、ルーティン作業の怖い所は、慣れによる作業飛ばしや見落としが発生する事です。
これを防ぐには、指指し確認と声出しだと私は思っています。
例えば、電車の運転士や飛行機のCAさんは、必ずこの指指し確認と声出しをやっています。
電車の運転席の近くに立って見ていると、スピードメーターなので計器を指で指して、声を出していると思います。
CAさんも、カバンを入れる飛行機の収納棚がきちんと閉まっているか、指先確認すると思います。
これは意識で問題ないと思っても、無意識のうちに作業漏れが発生しないように、5感を使い、確認している事になります。
作業にそもそも問題がある
作業を行う時に、やっていいタイミングとやっては行けないタイミングがあると思います。
水道管工事を例に取ると、水道管を交換する場合、必ず水が止まっている事を確認する必要があります。この状態が確認できて、交換作業をやって良いタイミングとなります。
水が止まっている事を確認しないで、作業をすると、大噴水状態になるハズです。
そして水道管を交換した後は、必ず水漏れが発生しない事を確認する必要があります。これを確認しないと、時には大きな穴が道路に開くハズです。
この例のように、作業する場合は、必ず状態確認を行い、作業を行って問題ないタイミングもしくはステータスなのかを確認します。
作業の後は、必ず想定通りの状態になっているか確認する必要があります。
私は、Check - Do - Checkと後輩に教えていますが、これはどんな業界でも通用するのではと思っています。
最初のCheckで問題もしくは想定通りの状態で無ければ、「Fail Safe」の考えにより、作業事故にはなりません。一連の作業を止めて、再確認もできます。
また、最後のCheckで問題もしくは想定通りの状態で無ければ、戻すなど迅速なリカバリが可能となります。作業ミスも小規模のものになります。
まとめ
ルーティン作業のミスが多かった作業現場でしたが、この2通りを実践させる事で作業ミスを撲滅する事ができました。
今もその現場は、作業ミスゼロを継続していると聞いています。もちろん本当のゼロではありませんが、大事には至っていないようです。
意外と指差しや声出しは、最初恥ずかしいのですが、基本を疎かにすると事故につながります。恥ずかしいのも、最初の1週間程度です。すぐに慣れてしまいます。
いろいろな業界でも使えると思いますので、少しは参考になれば幸いです。