Alexの一人暮らし

北陸地方に単身赴任中。毎日思ったことや、仕事で有益だと思ったことを記載しています。

交通事故は後が大変、脳にダメージがあると30年経過しても後遺症が出る

交通事故は後が大変、脳にダメージがあると30年経過しても後遺症が出る

今日の朝は、車のガラスがカチカチに凍っていました。駐車場はアスファルトで舗装されていますが、ツルツルの状態でした。

 

車を暖気運転しても、まったく氷が解けないので、ぬるま湯で溶かしました。また、運転していると、裏道の日陰部分では道路が凍っていて、ノロノロ運転でも怖いぐらいでした。

そんな状況の富山ですが、ちょうど今から30年ぐらい前の話になります。季節は冬のクリスマス前の出来事です。

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クリスマス前に彼女へのプレゼント購入に

当時、お付き合いさせて頂いていた彼女に、クリスマスプレゼントを購入しようと考えていました。そんな事を考えながら、受験勉強をしていると、大学生となっていた部活の先輩から電話がかかってきました。

 

当時はスマホも無い時代です。電話代も高い時代なので、会って話す事になりました。クリスマスプレゼントを何にしようかなと話しをしていると、一緒に買いに行こうという事になりました。

その先輩は、名古屋と言う土地柄もありますし、裕福な家庭だったので、大学生なのに車を保有していました。

 

先輩の車は、トヨタ レビン86と言って、若くてスピードを出したい人がよく乗っていた人気の車です。

すぐに迎えにきてくれて、私も勉強で疲れていたので、同乗してお出かけです。そんな時の出来事です。

凍ってはいないが寒い冬、その時に事故発生

国道をいい感じのスピードで走って、左折する時です。今考えると、とんでも無いスピードで曲がった時です。

私は危ないなあと、ちょうど思った時です。

 

コントロールを失って、街路樹に激突です。

 

助手席に座っていた私は、シートベルトを締めていましたが、フロントガラスに顔面を殴打し、そのはずみで体がシートに戻されました。

シートベルトをしていなかったら、社外に放り出されて、死んでいたでしょうね。

 

今でも、街路樹にぶつかった瞬間まで、はっきりと覚えています。不思議ですね。

顔面血だらけ、合計20針を縫う大事故に

足はまったく問題なかったので、這うように車から脱出した時です。

顔面から出血して、前がまったく見えません。フロントガラスにオデコをぶつけて、そこから大出血です。

また、ぶつかる瞬間に、どうやら左手でかばったようで、左手も大出血です。

 

事故をした現場付近の人は集まってくるし、現場は大惨事です。そんな大出血状態でしたが、先輩は無傷です。

運転している人は、ぶつかると言うのが一番分かるので、ハンドルを強く握ったのでしょうね。

 

現場の近所の人は、すぐに私の名前や自宅の電話番号を聞いて、救急車を呼んで自宅へも電話をしてくれました。本当に感謝です。

 

寒い中、道路に寝かされ、近所の人が毛布をかけてくれました。救急車が車で20分ぐらいかかったのではないかと思います。到着すると、これがまた困った事で、受け入れしてくれる病院が見つかりません。

 

病院がやっと見つかり、緊急搬送です。

 

病院に到着すると、レントゲン撮影をして、骨折していない事を確認してから、縫合出術です。

 

ここで問題が。

 

まず、ガラスが体の中に入ってしまい、その抜き取りが痛いのなんの。記憶しているだけで20個ぐらいのガラス破片を取りました。

次に部分麻酔をする訳ですが、その麻酔注射が痛いのなんの。事故当時はアドレナリンが分泌されていて、痛い記憶がありませんが、この麻酔注射は広範囲を縫合するので、相当な量を打ったと思います。

 

手術は終わった後、両親が病院まで迎えにきていて、父が運転する車で帰宅しました。包帯グルグル巻きのミイラ状態の私に対して、両親は怒る事もなく、自宅に戻りすぐに就寝です。この件については、両親に迷惑かけたなと反省です。

翌日から高熱が発生

翌日、父は仕事にでかけて不在です。そんな時です。

高熱が出て、吐き気が止まりません。高熱は縫合手術の影響かなと思いましたが、吐き気が止まらず、トイレから出れない状態です

 

それを見た母は、すぐに大きい病院に電話して、事情を説明した後、タクシーを呼んで病院に直行です。

診断結果は、くも膜下出血

レントゲンを撮り、頭のCTを撮った後、医者に診断してもらったところ、くも膜下出血と診断です

 

私もCTの写真を見て、こんな小さい黒いもの、本当なの?と思ったぐらい小さいものです。しかし、医師は相当やばいと言う事で、そのまま入院病棟に移動して、即時入院です。

 

高校3年生の12月です。これから受験シーズンと言う時に、入院とは。医師曰く、何時退院できるか分からないと言う事です。

 

死ぬかもしれないし、復活しても人生終わったなと正直、思いました。どれだけ障害が残るかもわかりません。

1か月で退院、その後受験

入院した後、頭と手には包帯がグルグル。両手には、点滴だらけ。多い時は3本ぐらい点滴を打っていたのではないでしょうか?

 

吐き気は3日ぐらいで収まりましたが、頭の中は、受験の事で頭がいっぱいです。1か月後には私立の受験が始まりますが、退院できるか分かりません。

 

さすがに正月を病院で過ごしたのは、心が折れそうになりましたが、あせるばかりです。包帯と点滴していると、全く勉強できないです。

 

しかし、嬉しい事に順調に回復して、点滴の薬でくも膜下出血もなくなり、1か月で退院です。

退院後、すぐに私立の受験でしたが間に合い、まだ包帯を巻いていましたが、そのまま受験です。周りはジロジロ見ますが、幸いな事に利き手の右手はまったくの無事でしたので、鉛筆は持つ事ができました。

 

一応、こんな状態でも、受かるものですね。最後の1か月はまったく勉強できませんでしたが、今でも不思議です。カンニングもしていないのに。

しかし、後遺症が発生

受験はギリギリセーフでしたが、いくつも後遺症が今でも発生しています。

ガラス破片が出てくる

事故を起こして、2~3年ぐらいは、主にケガをした部分付近から、小さいガラス破片が出てきました。

皮膚の中に、何か固いものがあるなあと思って、かいていると、「あ、なんか取れた」と思い見てみると、どう見てみ小さいガラス破片です。

 

人間の体は、不要なものを外に出すのですかね?本当に小さいものですが、よく出てきました。

記憶力と計算力が弱った

事故以降、記憶力と計算力が非常に弱くなりました。今は老化もありますが、特に計算力が弱くなったなあと思います。

 

仕事では、記憶力はメモを取る事で補う事ができますし、計算力に関してはExcelを使えば、どうにかなりますが、本当に記憶力と計算力が弱くなりました。

冬になると突然の頭痛が発生

縫合した部分が冬に痛くなるのは、交通事故で負った部分だけではないので、これは縫合するとなるのかなと思いますが、それ以外に突然の頭痛が発生します。

 

事故後、何年も連続してCTを取っているし、最近は脳ドックを受診しても問題ないと言っているので、くも膜下出血にはなっていないはずです

 

しかし、事故後から冬になると突然の頭痛に悩まされます。それもガマンしがたいぐらい痛い状態が続きます。

 

ガマンして、じっとしていると収まるのですが、病院の医師も原因が分からないとの事です。個人的には、脳にダメージが残っていて、寒くなると症状が出るのではないかと思います。

まとめ

冬は道路が凍結して、滑りやすくなります。私はこのような事故に合っているので、もう二度とこんな目にあいたくない為、特に冬は安全第一で運転しています。

 

私のような事故にあう事は、余りないかもしれませんが、大なり小なり交通事故にある可能性はありますので、安全運転に心がけてください。