Alexの一人暮らし

北陸地方に単身赴任中。毎日思ったことや、仕事で有益だと思ったことを記載しています。

判断に困った場合は、原理原則に基づいた判断が必要です

判断に困った場合は、原理原則に基づいた判断が必要です

この歳になると、いろいろ判断したり決断したりする機会が多くあります。自分が決めると言う事は非常に責任が重たいです。

 

誰もが責任を負いたく無い為、決断を下したくはありません。誰かが決断した内容に従って、その道を歩いた方が楽です。

もしその道が誤っていれば、決断した人の責任にすればいいのですから、絶対に楽だと思います。

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 船頭の判断は責任が重い

例えば、仕事を一緒にやる仲間と船に乗ったとします。

その船頭さんが、行先に迷って、誤った方角に舵を切ったら、どうなるでしょうか?

そうなると、船は遭難したり、太平洋のど真ん中で、もう生きて帰る事が出来なくなるかもしれません。日本海側であれば、北朝鮮にたどり着いてしまうかもしれません。

 

GPSや地図が無かったら、迷子になるでしょう。船頭は、乗船した人の命を預かる訳ですので、責任は重いと言わざる得ないです。

 

船に乗って遭難するケースは、普通に生活している中では余り発生しないと思いますが、同様に重い決断をしなければならないケースが生活の中では数多くあります。

判断に迷う時は、原理原則に基づく判断

原理原則とは、以下の意味があります。

 

「原理」は物事を成り立たせる根本的な決まりの意で、主として存在や認識に関係する。

「原則」は人間によって社会に適用する為に決められた規則の意で主として人間の活動に関係する

引用:三省堂 大辞林

 

先ほどの船頭の例に例えると、どちらに舵を切ればいいか迷うシーンがあるとします。場所は、何も見えない海の真ん中にいると仮定します。

 

原理は、舵を切れば船はその方向に進む事です。何も舵を切らないと真っ直ぐに進むだけです。

原則は、太陽は東から上り、西に沈みます。また、真昼間では太陽は頂点に登ります。この原理原則を考えれば、自分がどちらに舵を切れば、いいか判断出来ます。

(例え話なので、深く考えないで下さい。あくまでも例えです)

 

今度の例は、先日多くの店の閉店を発表した「いきなりステーキ」の例で考えて見ます。

いきなりステーキは、7億3,000万円と言う赤字と言う事で閉店と言う決断をされたと思います。これ自体は、赤字=経営困難=閉店と言った原理原則に基づく判断だと思います。

ただ、これで終わったら、本当の原理原則に基づいた判断だとは、私は思えません。また、根本原因の解決ではありません。

 

お客様の原理とは、美味しい・安い・早いが根本にあると思います。もちろん高級レストランに行かれる人は、安いは求めていませんが、いきなりステーキの顧客層はこの3つのパランスが原理として存在し、原則としてお客が増える事になるハズです。

 

いろいろな情報を整理すると、早いは問題なさそうです。美味しいかどうかですが、品質は良くなさそうです。安いかと言うとステーキが2〜3,000円前後だと思うので、庶民から考えると、決して安くはありません。

やはり、お客様がいきなりステーキに求める「原理」が出来ていません。

 

お客様が求める事を追求する事がビジネスの根本にあり、これが原理原則です。そして、基本に戻る事が重要です。

いきなりステーキも基本に戻って、再起動して欲しいと思っています。

まとめ

仕事をやっていると、いろいろな判断に迷う事があります。中には重大な決断を迫られる場合もあります。また、仕事をやっているとトラブルが発生する場合もあると思います。その時も重要な判断に迫られるケースもあると思います。

 

物事は原理原則に基づいて、動いているハズです。この事に基づいて、判断する事により、より良い方向に進みます。この判断ができるようにする為には、やはり論理的な思考ができるかどうかも重要です。