Alexの一人暮らし

北陸地方に単身赴任中。毎日思ったことや、仕事で有益だと思ったことを記載しています。

日本郵政の不祥事、多いですね。民営化になって、何か異常です

日本郵政の不祥事、それは昭和の営業方法によるもの

最近、日本郵政の不祥事が多いですね。今回はかんぽ生命ですね。

f:id:Alex175:20191219084640j:plain

日本郵政の組織

元々は国営で、日本郵政公社になり、日本郵政株式会社の配下に、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険、郵便局株式会社、郵便事業株式会社の4つの会社ができ、民営化されました。

 

この民営化のタイミングから不祥事が発生するようになったと思います。

日本郵政のいいところ

母方の祖父も叔父、叔母も元郵政の職員で、現在の日本郵政と関係が昔から強かったです。母だけ郵政で働いていませんでしたが、みんな郵政の一家でした。

なので、私が仕事を始めてから、給料の振り込みはゆうちょ銀行です。周りからは、「何で」と言われましたが、こんな事情もありました。

 

こんな不祥事ばかりでいいところを書くのも気が引けますが、私がいいなあと思う事がいくつかあります。

  • ATM使用料が土日も無料でどこの地方にもある。
    最近はネット銀行などが出てきて、コンビニで簡単にATMを使えるようになりましたが、ゆうちょ銀行のATMは、どこの地方にもあります。
    昔は、地方のお客様のところに、1~2週間出張に出かける事が多かったのですが、何処にも郵便局はあり、土日も無料で使えたので便利でした。
  • 日本中、63円ではがきが送れる
    東京から北海道、沖縄まで63円ではがきが送れます。25g以内の封筒であれば、84円です。
    LINEや電子メールがあるので、はがきを送るシーンも少なくなりましたが、でも格安だと思います。昔は、郵便局まで行かないと切手を購入できませんでしたが、最近はローソンで切手を購入し、そのままローソンでポストインできるようになりました。
  • アットホームなイメージ
    個人的な主観ですが、郵便局の窓口は銀行よりアットホームな感じがします。銀行の窓口に行くと、すぐにATMに回されますが、郵便局はATMに回される事は、なかったと思います。窓口の方は、いろいろ相談に乗ってもらえますし、私は好きです。
 
こんなにいいと思っていた郵便局(保険とかも含めて、郵便局と書きます)ですが、本当に不祥事が多いですね。

年賀状の自爆営業

数年前に、大きな話題になりました。これはひどいですよね。当時は叔父や叔母が現役だったので、自爆営業の現場を見てきました。

 

年末になると、膨大な年賀状を売らないといけないのですが、先日もブログ記事にしましたが、年賀状の出す枚数って、減ってきていますよね

 

alex175.hatenablog.jp

 

このような状況下で、毎年ノルマが増えていました。家には売れ残った年賀状が山ほどあり、これは自爆させられていました。

 

私たち親類も、叔父や叔母から年賀状を購入して、助けていましたが、親類だけでさばける量ではありませんでした。叔父や叔母は、ノルマを諦めていましたが、でも少しでも売ろうと努力していました。

 

これは本当に、ひどい話だなあと思っていたら、TVでも上げられましたね。退職した叔父や叔母から今年も、年賀状の購入を頼まれたので、昔みたいに厳しくはないかもしれませんが、現役の人はまだノルマがあるのだろうと思われます。

かんぽ保険のノルマ

これも本当にあります。今回、TVの話題になっている事は、全てノルマの影響だと思います。

叔父・叔母が現役の時、やはりこのノルマに苦しんでいました。なので、私の家族の保険は、ほとんどがかんぽ保険です。

0金利時代なので、保険に入ってお得な商品は、ありませんが可能な限り、お手伝いしました。

 

ニュースを見る限り、叔父や叔母が現役だった頃に比べると、もっとノルマがひどくなっているような気がします。

 

余り詳しい話を聞いても、助けてあげる事ができなかったので、聞きませんでしたが、土日はお客様のところに行って、商品の説明をしていました。

これは無給での対応と言っていました。ひどい話です。これは現在でも、残っている可能性はあります。

ふるさと小包のノルマ

これは事件になっていないと思います。郵便局に行くと、机などにチラシが置いてあると思います。

チラシには、地域の名産やフルーツなど、美味しいものが自宅に届くようなものが掛かれています。これがふるさと小包です。

 

これは、相当ノルマがあります。それも自爆営業をせざる得ない量のノルマが。私は叔父や叔母の自爆営業の恩恵を頂きましたが、届く名産やフルーツは非常に良いもので品質はまったく問題がありません。

しかし、社員は大変な目にあっています。

何故、こんなに不祥事が多いのか

上記の内容を読んでもらって、気づいた方も多いと思いますが、これら不祥事の原因は全てノルマのせいだと思います。

 

私の同級生が就職する時は、まだ郵政省に就職する形だったので、国家公務員でした。なので、40歳代や50歳代の人は元々は国家公務員でした。この人達が、偉くなっていると思います。

ところが民営化となり、営業をしなくてはならなくなりましたが、急に民営化で利益優先となっても、そんなに簡単にできなく、また偉い人が昭和の人なので、昔ながらの手法と取り入れているのではないかと想像します。

(もちろん、私も昭和の人間ですが)

 

どう考えても、ムリな高いノルマを立てて、尻をたたく方法って、今時ではありませんよね。

 

最近、モノが売れないからサービスを売る形態に変わっていると思います。モノ売りからコト売りへ変化ですね。

よく一般的に言われるのが、SNS映えするものが売れると聞きます。Instagram等でいいねをもらいたいので、映える商品が売れているようです。

コト=SNS映えしたいと言う事ですね。こんな商品が売れていると思います。娘とショッピングに出かけて服を見ていると、「映える?」そんな事ばかり言っています。

 

郵便局も売り方を変えないといけないのではないでしょうか?

まとめ

私は親類が郵政関係者が多かったので、子供の頃から郵政(今で言うと日本郵政)が身近にありました。

最近、不祥事が多いですが、魅力も結構あると思います。私なんかは、便利に使わせてもらっています。

 

少し残念な気持ちがありますが、人間には限界があるので、ノルマ制度を変化させて、今後も庶民の身近な存在として郵便局があって欲しいと思います。