色弱が乱視と合わさり、余計色の識別が難しくなりました
色弱が乱視と合わさり、余計色の識別が難しくなりました
私は祖父からの遺伝で、色弱です。皆さん、色弱って知っていますか?
色弱とは
色盲とも 呼ばれている病気で、色の識別が適切にできないものです。色弱の男性の多くは遺伝性のものが多く、世界的には2億5000万人がこの病気になっています。世界の人口が77億人ですので、3%ぐらいの人がこの病気にかかっています。
個人的には、生まれつきなので、病気と思っていませんが。
最近は、やっていないかもしれませんが、小学校の時に、丸い点が複数あり、その中心に丸い点で数字が書かれていて、それが読み取れるかどうかで、簡易的な判定を行っていました。これを石原式色覚異常検査表と言います。
こちらのサイトでチェックができます。
私はもちろん、この検査をパスできず、まったく読み取れませんでした。
(赤に関しては異常がありません。)
この検査をパスできないと、大きな病院で正確な検査が行いましたが、やはりアウト判定で、その時の医師は、次のように言いました。
- パイロットにはなれない
そんな頭が無いので、これは問題なし - デザイナーになれない
若い時は、洋服に興味があった時もありまし、一時期は建築デザイナーになりたいと思った時期もありましたが、そもそもデザインセンスがないので、これも問題なし - 運転免許証の取得は分からない
電車の運転士は確実に無理で、車の運転免許証も取れるかどうか分からない
子供ながら、職業の選択肢が狭くなり、親は困っていましたが、私自身は運転免許証が取得できないのは、一番困ると思いました。
色弱と言っても、いろいろな特徴があります。
- 緑が弱い人
- 赤が弱い人
- 青が弱い人
私の場合は、緑と青が弱く、識別が困難なケースがあります。例えで言いますと、麻雀の「発」ってありますよね。
これ、青と呼ぶケースがありますが、私に取って黒にしか見えません。本当は緑ですが。(緑なのに青と呼ぶのは、信号機と一緒です)
また、青と紫の違いも、はっきり理解できません。
しかし、信号機などは、はっきり識別できますし、子供の頃に親が心配したほど、生活には困っていません。
乱視と合わさると識別が難しい
生活に困っていないと書きましたが、これが乱視と合わさると、さらに色の識別が難しくなります。
若い人は分からないと思いますが、年齢を重ねると、いわゆる老眼が出てきます。私の場合は、乱視がきつくなり、裸眼ですと全体が「ぼやぼや」して、ピントがあっていません。
これに色弱が合わさると、さらに何が何だか分からなくなります。
最近は、スーパーに行って、野菜を見ると、この野菜が新鮮なのかどうなのか識別ができない時があります。
もちろんメガネをかければ、この乱視を抑える事ができますが、裸眼だと、購入した後に何でこんな野菜を買ったのだろうと思う時が時々あります。
色だけでもしっかり識別できれば、判断できると思うのですが。
テクノロジーの進化が手助け
昔は存在しませんでしたが、色弱を補正してくれるメガネが最近ではあります。
見た目はサングラスです。なので、仕事中にかける事はできませんが、休日や車の運転中はこの色弱補正+乱視補正のメガネをかけるようにしています。
今まで何十年と、補正メガネが無くても、特に生活に支障が無かったのですが、乱視補正と合わせて作ってみました。
しかし、色が適切に識別できても、私の場合は特定の色だけなので、余り効果を感じていません。
しかし、テクノロジーの進歩で、もっと色弱の人の生活の手助けが出来ていると考えると、すごいなあと実感です。
まとめ
私の周りでは、色弱の人を見た事がありません。また、不思議な事に、弟には遺伝していません。
まだ、私の場合は色弱なので、生活には困っていませんが、もっと色弱の方は生活に困っていると思います。これらを最新のテクノロジーで補えるという事は、すごい事ですね。