海外への中古車輸出。すごい事になっています。
海外への中古車輸出。すごい事になっています。
釣りに出かけたのですが、台風の影響で波が高く、水も濁っていて、この状況では魚は釣れません。
そうそうに退散して、時間があったので、釣り場の探索をしました。すると、船に乗せられている中古車を発見です。
車の輸出のイメージ
よくニュースで景気が良くなったり、悪くなったりすると、港から車を輸出する映像が流れます。
名古屋出身の私は、名古屋港からトヨタ自動車の車が輸出されるのを何度も見た事があります。
また、横浜の方に遊びにいくと、大黒ふ頭から同じように大きな背の高い車専用の貨物船で車が輸出されるのを見た事があります。私が見た事があるのは、スバルや三菱自動車だったと思います。
記憶が正しければ、左ハンドルの車が多かった記憶があります。ボンネットには、傷防止のシールが張られ、新品ピカピカの状態の車です。
最新の自動車運搬船は、一艘で7500台もの車を搭載できるので、1台300万円の車だとすると、225億円相当の車を搭載している事になります。
富山港からの輸出は中古車
釣りのついでに寄った富山港ですが、中古車を満載した船を発見です。
船と言っても、車専用の自動車運搬船ではなく、普通の貨物船です。
どうやって、船のデッキに車を乗せたのか不思議です。
自動車専用運搬船であれば、すごい運転テクニックを持った人が、港から船の中まで運転して、隙間なく駐車します。
しかし、この貨物船には、そんな入り口はありません。クレーンで持ち上げるには、車に傷がついてしまうような気もします。でも、クレーンで吊って、貨物船に入れるしかありません。
また、こんな船のデッキに置いて、何日も海の上を航海すると、潮の影響で錆びてしまうのではないかと思いました。
日本人だけでしょうか、少しの傷や錆でも嫌がるのは。もしかして、海外の人は大らかで気にしないのでしょうか。不思議です。
船の行先
日本海側から輸出するとなると、ロシアにウラジオストックでしょうか?
ひと昔前は、ロシアへ輸出するのは儲かったという話を聞いた事がありますが、ロシア側で関税を引き上げた関係で、中古車の輸出は減ったと聞きました。
しかし、富山に来て知り合ったロシア人も中古車の輸出ビジネスをやっているし、ウラジオストックに行くと、右ハンドルの日本車が多いと言う事です。
ここ富山港の隣の伏木港では、ロシア向け中古車輸出で日本一なので、この船もロシアに行くのではないかと思います。
積み荷が海に転落
このように、貨物船のデッキに車を置いただけの状態で輸出されます。
この写真は、まだ良い方ですが、悪いケースでは車の半分が船のデッキからはみ出ている時もあります。
この様な状態で、船で中古車を運搬しますから、時には中古車が海に落ちるケースもあります。富山県の伏木港の底には、何台も中古車が眠っています。
船から落ちても、引き上げる事もできなく、船の乗組員も気づいていない場合もあるようです。
きちんと、ワイヤーとかで縛らないと危ないですね。
まとめ
海外へ車を輸出すると言っても、新車と中古車で扱いが全く異なる事が分かりました。
日本車は品質がよく、壊れないイメージがあるので、海外でも喜ばれると思います。
日本の税制は、初年度登録から13年経過すると自動車税と重量税が高くなります。また感覚として、10年もしくは10万キロを走ったら、そろそろ車の購入を考える時期になると思います。
13年経過すると税金が高くなると言っても、新車を購入するよりは安いですし、10年経過しても、まだまだ乗れる車も多いと思います。
今回見た貨物船の乗っている中古車は、そんなに古くはなく、遠くから見る限りでは壊れてもいないですし、大きな事故跡はなさそうです。
そんな車が海外で喜ばれれば、いいのではないかと思います。